セキュリティ/Web空間

Web工学研究室

  • インターネット
  • 情報検索

IT技術を用いてWebを人の役に立てる研究

インターネット上には多種多様な情報が数多く存在します。Wikipadiaやソーシャルネットワークなど、複数の人々が協力して作りあげている集合知は有効な知識源です。これらの情報から必要な部分だけを抜き出したり、統合して有効活用することが望まれます。当研究室では、Web資源と図書館情報の融合、Wikipediaの解析と多言語化への応用、Twitterの解析と活用、情報推薦などの研究を行っています。

Web工学研究室ウェブサイト

教員紹介

増田 英孝教授

Hidetaka MASUDA

1990年に本学大学院修士課程修了後、三菱電機株式会社情報電子研究所に入社し、エンジニアリングワークステーションの画面設計支援ツールの研究に2年間従事した。
その後、東京電機大学大学院博士課程に進学し、1995年に博士(工学)取得後、本学工学部電気工学科助手となった。
1996年より1年間、本学の丹羽記念会海外研修生として ParcPlace-Digitalk,Inc. に Visiting Senior Software Engineer として滞在し、Javaのビジュアルプログラミングツールの開発に従事した。
2002年に情報メディア学科開設に伴い異動、講師、准教授を経て教授。

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研究事例

探し方指南システム

図書館は信頼性が高く、情報保管サイクルも比較的長くとられます。反面、知りたい情報に辿り着くには、分類体系などリファレンスの高度なテクニックを必要とする事もあります。Webは、即時性が高く、間口が広い反面、信頼性の確認が難しく、情報の深度が浅いなど、一長一短の特徴を持っています。そこでそれらの特徴の中間的な位置づけを持つ、Wikipediaを道しるべとして利用し、求める結果へ、そしてさらに深い情報へとガイドするシステムの研究を行っています。本研究は企業に成果を利用頂いて、国立国会図書館にも使われています。

SNSからの情報抽出と可視化

Twitterでは実際にどんなことがつぶやかれているのか、ある特定の場所にいる人はどんなことをつぶやいているのかなど、Twitterについては、まだまだわからないことがいろいろあります。大量のTwitterのツイートを解析して、有用な情報を抽出して活用するための研究を行います。 たとえば、Twitter上の定常時と異常時のつぶやき数や内容の変化を検出してグラフ化します。例えば、電車の運行に遅延が起こったり、運転見合わせが起こったことを自動的に検出して通知してくれます。

モチベーション維持のための仮想ライバル提示

身近に適切なライバルがいない場合に、仮想的なライバルの活動を提示して、個人のモチベーション維持を支援するシステムを構築しています.陸上競技選手のブログから大会記録や日々の練習内容を抽出し、実力を比較して可視化したり、活動の内容の可視化を行います。たとえば,走り込みを行う「ダッシュ」の練習量を距離ごとに集計して比較すると、ライバルたちの練習の特徴が把握できます。自分より少し実力が上の選手の活動内容を自分の練習メニューに取り入れることもできます。

研究室の生活

各人のアイデアをもとに、動くものを作り、実際に役立つ事を示すよう指導しています。そのため、プログラミングが面白い、アプリケーション開発に興味がある、という事は重要です。プログラミングが少々苦手でも、興味を持つことができれば、学生が教えあって伸ばしていきます。当研究室では、自らが試行錯誤して考えて研究に臨むようにしています。こういうシステムがあったら便利ではないかという独創性ある発想、そしてそれらを手早く作って試すためのプログラミングスキルを身につけつつ、「既にあるものはありがたく使わせてもらい、その上で無いものは新しく作る」という姿勢のもと、研究に励んでいます。また、当研究室では学生それぞれがUNIX系OSを管理しています。UNIX系OSは多くの技術者が作り上げた歴史のあるもの、そういう精神も学んで欲しいと考えています。

先輩の声

私達の研究室では、Web技術やプログラミング(特にJavaやPython)に触れる機会が多いため、今までの講義で「プログラミングが面白い!」、「Webアプリケーションに興味がある!」などと思った人はぜひ来てください。また、「プログラミングは苦手だな・・・」と感じている人も、研究室に入ってから先生や研究室の先輩方から直接教えてもらえるので、すぐに上達するので安心してください。(修士課程T.S)。

研究に関しては非常に自由にやらせてもらっているので満足しています。逆に言うと、例えば研究に熱をもたず自分から質問もせず、「あれ何したらいいんだっけ?」そうやって悩んだままだと、先生からガンガン言ってこられるわけではありませんので、その点はトレードオフ、臨機応変に研究を進めていく必要があります、本当に自己責任の色が強い研究室ですね。もちろん共同研究はしていますが、まずは個人が頑張らないとだめなんです。(修士課程T.Y)

プログラムへの興味は学部3年生位から楽しくなり極めたくなってきました。こちらの研究室ではプログラミングスキルを活かした研究ができるので希望しました。手に職をつけたい人には向いている、おすすめの大学です。とりあえず卒業するまでには何かしら出来るようになっていると思います。(修士課程S.S)

この大学に入ったのはウェブに興味があったから。そしてこの研究室を選んだのは、理論だけでなく、実際に動くものを作る側面が強いという、ユーザー寄りの印象を受けたからです。臆することなく新しいものはどんどん取り入れて、使えるものは使って足りなければ補う、そんな研究を自由にやらせてもらえています。やればやるだけスキルがあがるのでその辺は時間が解決してくれる、努力次第ですね。やはりプログラムの規模が大きくなってきて、きちんと動いたときは嬉しいものです。(学部生R.M)

当研究室希望の諸君へ

研究室指導教員から、受験生および研究室を目指す学生向けへのメッセージです。

Webをもっと人の役に立てたい、そのためにこういうことをやってみたいというアイデアを持てる人、来たれ!