セキュリティ/Web空間

計算言語学研究室

  • 自然言語処理
  • 話し言葉処理

自然言語処理の基礎と応用に関する研究

人は言葉を用いて、意思や感情、知識や思想を伝えています。この言葉には、話し言葉、書き言葉だけでなく、手話、ボディランゲイジ、アイコンタクトも含まれます。また、世界中には、様々な母国語が存在しています。私たちの計算言語学研究室では、地理的空間、時間的制約や時代を越えて、様々な人々との豊かなコミュニケーションをコンピュータの援用により実現する技術の開発を目指しています。これは、自然言語処理技術と呼ばれています。最近では、大量の言語情報を活用・処理し、知識獲得や情報発信等といった人の知的活動を支援する技術を中⼼に研究開発しています。

計算言語学研究室ウェブサイト

教員紹介

大野 誠寛准教授

Tomohiro OHNO

2007年7月 名古屋大学 大学院情報科学研究科 博士課程後期課程了
2007年8月 日本学術振興会特別研究員(PD)
2007年9月 名古屋大学 大学院国際開発研究科 助教
2011年11月 名古屋大学 情報基盤センター 助教
2017年11月より現職

博士(情報科学)
自然言語処理,話し言葉処理の研究に従事.
言語処理学会,情報処理学会,電子情報通信学会 各会員.

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研究事例

テキスト提示方式に関する研究(字幕生成)

専門家による講演や解説などから得られる情報は人間の貴重な知的資源と考えられます。これらの情報を聴覚障害者や難聴者にも平等に提供する手段として、リアルタイム字幕生成システムの開発が望まれています。一方、講演文は、話し言葉であり、一文が長い傾向にあるため、たとえ音声認識率が100%であっても、書き起こしテキストをそのまま表示しただけでは読みにくい表示となります。そこで、講演や解説などに対して読みやすい字幕を生成するための要素技術として、改行挿入手法や、話し言葉のテキスト整形手法の研究開発を行っています。

テキスト作成支援

人が即興で生成したテキストは、推敲されていないため、読みにくい文が頻出します。読みやすいテキストを作成するための支援技術として、語順整序手法や自動読点挿入手法などの研究開発を行っています。

研究室の生活

研究室には、大学院生および学部4年生が所属しており、各学生が興味ある研究テーマを決め、日々、研究に取り組んでいます。毎週1回、全体ゼミ、もしくは、研究テーマごとに分けたグループゼミを実施し、研究推進のためのディスカッションや論文紹介を行っています。そこでは、仮説を立て、それを定量的に実証するための力を育成しています。また、研究成果の対外発表を重視し、論文作成や研究発表の能力育成にも力を入れています。

先輩の声

自然言語処理技術は、AIとの関係性も強い分野であり、これからの社会で求められる技術とも言えます。私は対話に関する研究を行っていますが、人間の会話をどのようにコンピュータに理解させるのかを考え、学べることをとても面白く感じています。コンピュータとの会話を楽しめる時代を願う人にとっては、大変な研究生活も自分なりの興味を持って行えるのではないかと思います。(学部生 K. Y.)

研究では主にPythonを用いるため、Pythonの使い方を一から学ぶことができ、将来に活かすことができます。研究室は堅い雰囲気などはなく、ゆったりとした雰囲気で研究を行えます。また、自分のペースでじっくりと研究を進めることができ、大野先生もそれに合わせてとても丁寧に指導してくださります。(学部生 Y. K. )

現在の第三次人工知能ブームのきっかけとなった、ディープラーニング(深層学習)。本研究室でも、現在、ディープラーニングを使用した文章予測に関する研究などが行われようとしています。一方、本研究室では、その時代時代に沿った技術が学べるだけではなく、すべての研究に共通して必要とされる、論理立った思考、研究の組み立て方を身につけることができます。後世まで残せるような、幅広く応用の効く研究をしたいかたは、ぜひ来てください。(修士課程 T. K.)

当研究室希望の諸君へ

研究室指導教員から、受験生および研究室を目指す学生向けへのメッセージです。

言葉や対話に関心のある人、情報技術の向上と活用を望む人、
一緒に充実した研究室生活を送りましょう!