デジタル表現

インタラクティブグラフィックス研究室

  • コンピュータアニメー ション
  • ゲームグラフィックス

ビデオゲーム・AR/VRをより楽しく

ビデオゲームやVR/AR(仮想現実/拡張現実)に必要なリアルタイムコンピュータグラフィックスの新たな活用方法や、表現方法を日々研究しています。また、エンターテインメント分野だけではなく、時間経過による建物の外観の変化シミュレーションなど実用的な研究も行っています。

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教員紹介

森谷 友昭准教授

Tomoaki MORIYA

2007年東京電機大学大学院先端科学技術研究科情報通信メディア工学専攻博士課程入学,2010年修了.
同年同大 未来科学部情報メディア学科 助教
2018年同大 未来科学部情報メディア学科 准教授 現在に至る.
主にコンピュータグラフィックス関連の研究に従事.
自室には現行機,従来機含め約15種以上のテレビゲーム機をすぐに遊べる状態で完備.

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研究事例

リアルタイム積雪情景レンダリング

事前放射輝度計算(PRT)と呼ばれる手法を用いて,事前に,どの箇所に,どの向きから,どの程度積もるのか,を地形全体で事前に計算しておき,それを利用することでリアルタイムに積雪情景を描画します.

外構材色調の経年変化シュミレーション

近年,建物の外壁に木材を利用する機会が多くなっています.風雨にさらされる木材は経年で色が変化していくため,事前にその変化を施工主へ伝えることを目的とし,シミュレーション手法の研究開発を行っています.複数の機関と協力し,実際に暴露され計測された木材の色の変化を基にシミュレーションを行います.

スケッチインタフェースによる3Dモデル毛皮生成

ビデオゲーム内で毛皮を持つキャラクターは増えていますが,その毛の流れる方向など,細かい編集作業は,現在のツールでも煩雑な作業になります.そこでペンタブレットなどスケッチインタフェースによって素早く簡単に毛皮を生成します.

研究室の生活

配属後3年生では研究の進めるにあたって必要なツールの使い方などを中心に学びます.4年生では各々,自分で研究テーマを考え進めることになります.テーマをヒアリング後,似たテーマを持つ学生で院生を含めてグループを組み各グループごとの毎週のミーティング,また毎週水曜日に行われる全体ミーティング「水曜会」で進捗などを発表し,意見をもらいながら卒業研究を進めていきます.
卒業研究の進め方は種々あるかと思いますが,「それができて何がうれしいのか」「それは誰がうれしいのか」「すでにあるものと何が違うのか」に答えなければいけないと考えます.これらを通じて論理的な思考力を,そして卒業研究には様々なツールを使うことになりますが,これらを自分で調べ使いこなすことで未知のものへ対応する力を.卒業研究を行う過程でこれらを身につけ大学卒業後の先を生き抜いていく能力を身につけていくものと考えます.教員,先輩,仲間はあなたへ助言は出来ますが最終的に進めいくのは自分自身です.がんばりましょう.

先輩の声

研究室では,自分のやりたい分野の研究にチャレンジできるため,趣味に没頭しているようで日々楽しいです.また,様々な分野の研究が行われているため,知見を広げる良い機会にもなります.自由に研究をやりたい人にはとてもあっている研究室だと思います.(修士課程 Y.R)

この研究室は先輩方や同期の学生が多く,様々な意見が貰いやすい環境だと感じています.自分自信,研究のことで行き詰ったり,色々と迷っていたりしたときは先輩方にアドバイスしていただき,非常に助かりました.研究内容も自分のやりたい内容をテーマにできるため,とても研究がしやすい研究室だと思います.(修士課程 S.S)

当研究室希望の諸君へ

研究室指導教員から、受験生および研究室を目指す学生向けへのメッセージです。

新社会人のマナーとしてよく言われている「報・連・相(報告・連絡・相談)」は,卒研を進めるうえでも必須です.メールの連絡に対する早めの返信など,基本的な事項が重要です.