Vol.1Y.Y.さん WEB INTERVIEW -活躍する在学生-

先端科学技術研究科情報通信メディア工学専攻(1 年)
ビジュアルコンピューティング研究室(高橋・森谷研究室)所属

大学院生であるY.Y.さんに、大学院も含めて
これまでの学生生活を振り返ってもらいました。
(インタビュー日:2016年12月23日)

東京電機大学への入学経緯は?
中学生の時に、情報の授業がきっかけでCG(コンピュータグラフィックス)に興味を持ち、CGについて学べる大学に進学しようとその頃から考えていました。 最終的に東京電機大学の情報メディア学科を志望した動機はいくつかあります。 CG関係の研究を専門とする研究室が複数あり、カリキュラムにはCGなどメディア系の科目が多く自分の希望と合致していたこと、入学年度に移転するということで建物が新しく、環境が良さそうであったこと、自宅からの通学がしやすかったこと、自分の通っていた高校に指定校推薦の枠があったことが挙げられます。
入学後に感じた印象は?
中学校や高校とは起床時間から講義形式まで環境が一変しましたので、しっかりとついて行けるか一抹の不安もあったのですが、思いの外すんなりとなれることができました。 講義に関しては、数学や物理などの基礎科目からCG、ハードウェア、セキュリティなど、幅広い内容の講義があります。私は新しいことに挑戦することが好きなのでほとんどの専門科目を履修してしまいました。初めて触れるものばかりだったので学習は大変で、時間的にも忙しかったのですが楽しかったです。
印象的な授業の内容は?
1年次の後期から2年次の前期にかけて開講されている、「メディア演習」が印象深いです。四半期に分けて画像、映像、CG、音楽の4つのテーマについて学び、制作課題を行う科目ですが、その中でも特に映像制作を行っていた時のことをよく覚えています。 映像制作の演習では、班を組み、脚本、絵コンテの作成、撮影、編集、発表といった映像制作に関するフローを一通り体験し、与えられたテーマに沿った複数人で作品を作ります。もともと作品作りをするのが好きなので、その時は皆の持てる技術を総動員して、班員を巻き込みつつ張り切って作品を作り上げました。 班によって全く毛色の違う作品になっていて、人それぞれの感性で同じテーマがここまで多様な作品を生み出すのだなあと実感しました。 同時に、自分の考えたコンセプトを他人に伝えることの大変さも身にしみて感じました。
大学院へ行くきっかけは?
私は新しい知識を得ることや、技術を習得することが好きで、また一度物事を始めると突き詰めてやりたくなる性分なため、ある意味必然的なのかもしれません。高校時代から、大学院に進学することを考えていました。 専門知識についてもっと勉強したいという思いが強く、また研究をより良いものにしたいことが大学院に進学した一番の要因です。
大学院での生活は?
大学院では学部時代と打って変わって講義数はずっと少なくなります。その分、研究に割く時間が自然と多くなり、研究室にいる時間も長くなります。 学部時代は、様々な講義の課題やテストに追われて忙しかったわけですが、研究は突き詰めると終わりがないので、また違った意味で時間がいくらあっても足りない、という気持ちになります。 研究室での生活は所属する研究室ごとに違うと思いますが、私の所属しているビジュアルコンピューティング研究室は研究をする環境として、とても良いと思います。PCやデバイスなどの設備が揃っているのはもちろん、研究室に所属している人達からも様々なアドバイスや意見を頂けます。 私は今、写真などの画像を絵画風に変換するための手法に関する研究をしています。学会の全国大会や国際会議で何度か発表して、賞を頂いたこともあるのですが、こういった経験をたくさんできることも大学院に進学して良かったことです。
未来の受験生へひとことメッセージをお願いします。
大学では様々な内容の講義が開講されているので、自分の興味のあることはもちろん、選択次第では今まで全然知らなかった分野について学ぶこともできます。 また、大学には様々な技術を持った人たちが集まります。色々な人と積極的に情報交換をすることもまた、自分の視野を広げることにつながります。 今まで知らなかったり、興味がなかったりしたことでも、内容を知ってみると興味が湧いたり、自分に向いていると思えるものに出会えることがあります。これは経験してみないとわからない部分も多いので、自分の好きなことを突き詰めるのはもちろん、その他の色々なことにも積極的に挑戦してみるのがいいかな、と思っています。