Vol.2S.O.さん WEB INTERVIEW -活躍する在学生-

未来科学部情報メディア学科(修士1年)
メディア応用研究室(鉄谷・井ノ上研究室)所属

民間企業との共同研究と海外での研究発表準備に忙しい大学院生のS.O.さんを捕まえて直撃インタビュー!!研究室での生活について語ってもらいました。(インタビュー日:2016年12月15日)

東京電機大学への入学経緯は?
高校生の頃は九州に住んでいたのですが、コンピュータグラフィックスや音について学べる学科があり、東京にキャンパスがある大学を志望していました。東京電機大学の情報メディア学科は、情報系に加えてメディア系の講義を自由に選択できるところに魅力を感じました。また,私が入学するタイミングで千住キャンパスに移転することが決まっていたので、新しい綺麗な キャンパスで勉強できるという点も志望理由としては大きいです。一般入試の A 日程で受験し て合格しました。
入学後の印象は?
入学前は全員プログラミングなどを学んでいなくて、スタートラインが一緒だと思っていたのですが、そんなことはなかったことに驚きました。自分は高校の時までプログラミングなんてやっていなかったので。。。というわけで、1 年生の『プログラミング基礎』の成績がよくなかったこともあり、卒業できるか不安に思ったりもしました。ただ、実際には資格取得をサポートするような講義(*1)もあるので、面倒見がよいカリキュラムだと思います。 (編集注*1:『情報技術基礎および演習』など。基本情報技術者試験の問題などを扱います)
研究室での生活は?
元々メディア系の分野に興味があったのですが、錯覚に興味があったのでメディア応用研究室への配属を希望しました。この研究室では何らかの心理実験を実施して,その結果を統計的に分析することが要求されます。実験目的に応じてまとめ方も変えなければならない、といったことを学ぶことができました。はじめての学会発表はとても緊張しましたが、達成感も大きかっ たです。実験結果の分析には、R というソフトウェアを使っています。このスキルを活かして、共同研究でお世話になっている企業でデータ解析のアルバイトもしています。研究で身につけた知識がそのまま必要とされたので、声をかけてもらったときは嬉しかったですね。このように役に立つことが学べたので、大学院に進学してよかったと思っています。
どのような研究をしていますか?
現在はウェアラブルセンサで計測した生体情報の特徴分析に関する研究を行っています(*2)。実験は苦労の連続で、どの解析手法を使うべきかも考える必要があります。悩むこともありますが、これをクリアしたときには自分が成長しているという実感も得られています。 (編集注*2: グラフは実験で計測した心臓の拍動間隔 RRI の時間変化を表しています)
未来の受験生へひとことメッセージをお願いします。
何か一つでも興味があることを探して突き詰めていけるのがよいと思います。いま勉強していることに興味が持てなくても,何か目標が定まったときにその知識はきっと役に立つはずです。